晩御飯でのお話しですが、 1歳 9ヵ月になる娘が遊びながら食べていました。
それを見た義母が、娘に対して「ちゃんと食べなさい」と優しく言ってくれ
たのですね。
その言葉を聞いた妻が「ちゃんとだとわからないから具体的に言ってよ」と
言っていました。
#まあ、これもだいぶ優しく言ってましたが
確かに、と思いました。
ちゃんとという言葉はとっても曖昧ですよね。そもそも、なにをちゃん
とするのかがわかりませんから。
具体的になにを?どうするの?かを明確にしないと伝わらないこと
ってありますよね。
そういった意味では、曖昧さをなくすことはとても良いことに思えます。
でも、曖昧さをなくしてしまうと、例えば怒られている立場に立つと逃げ場
がなくなってしまう、そう感じています。
実は、曖昧さは NLP の世界ではとっても大事にされているコミュニケーションスキルなのです。
ミルトン・モデルというのですが、曖昧さを敢えて残すことで、相手に逃げ道を残してあげる。決めるのはあくまでも相手というようなカウンセリング手法です。
ミルトン・モデルというのは、催眠療法で卓越した技術をもっていた、ミルトン・エリクソン氏が実際のカウンセリング現場で使っており、成果もたくさん残していたそうです。それゆえに、カウンセリングの手法としては実績に裏付けされた手法になります。
ちゃんとの中に言いたいことはたくさん詰まっています。
けれども、ミルトン・モデルを用いて、敢えて、曖昧なままにしておけば、ちゃんとの意味を受け取るのは相手
になります。
曖昧さは、コミュニケーションにおける優しさの部分でもあります。


